2011,08,30, Tuesday
柔術を初めてもう3年近いのかな。 やっと分かって来た事がある。 それは相手の気を読む。すなわち相手の動きを予測する。 今までも一貫して先生にこの言葉を言われていたが、全く分からなかった。 腕力があるので、相手の動きを力で制そうとしてしまっていた。 その結果、無駄な力を使い怪我も耐えない。 宮本武蔵は生涯負けた事が無い。負けは死を意味する。 そんな死をかけての戦いは、相手の気が読めなければ勝てなかったろう。 目の運び、息づかい、体の動かし方、精神状態、あらゆる事が気を読む為に 研ぎすましていたに違いない。 現代人はこの感覚がだいぶ鈍っている。 このような事を考えながら戦うとまた柔術が楽しくなってくる。 この相手の気を読むと言う事は、人生全てに通じる。 相手の気持ちが分かれば、かける言葉、接し方も変わってくる。 気を読める人間は、世間で言う気の利いた奴と通じる。 その逆で、空気が読めない奴、すなわち気が利かない奴。 これでは人間関係も円滑に行かなくなる。 武道の中には沢山の人生で必要な事が詰まっている。 武道は精神を鍛えるのには最適だと思う! これからも精進あるのみ。
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